【NEWS】
武蔵野美術大学油絵学科
准教授 小林耕平氏
による特別授業
「現代芸術家 小林耕平の世界」
専門課程ファインアート専攻に向けた講演会では、小林耕平氏がこれまで制作した創作活動の一端をみながら、アーティストとして表現について授業を行った。小林氏の当初の作品では、事物の動きや動きの欠如、非人称的な行為の反復によって、鑑賞者の知覚や意識を宙吊りにする映像作品を発表し、その後、小林氏自らが映像の「主役」と化し、オブジェや言葉の組み合わせ、置換を「実演」。現在では鑑賞者を誘う彫刻、インストラクションの発表など、人間、モノ、意識、物質、主体と客体といった二分法への懐疑とその分析操作が魅力の作品を制作するアーティストだ。
小林耕平
現代美術家
1974年東京都生まれ
愛知県立芸術大学美術学部
美術科油画専攻卒業
2018年 武蔵野美術大学油絵学科 准教授
モノや事象、その関係性の認識を変革する作品を制作。
「六本木クロッシング 2007─未来への脈動」('07年、森美術館)
「ヴィデオを待ちながら 映像─60年代から今日へ」('09年、東京国立近代美術館)、「PLATFORM 2011」('11年、練馬区美術館)
「14の夕べ─14EVENINGS」('12年、東京国立近代美術館)
「あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る。」('12年、山本現代)
「ユーモアと飛躍─そこにふれる」('13年、岡崎市美術博物館)
「1974年に生まれて」('14年、群馬県立近代美術館)
「アーティスト・ファイル2015」('15年、国立新美術館)
「蓋が開かない、屋根の上の足音」('15年、山本現代)
「あいちトリエンナーレ2016 虹のキャラヴァンサライ」('16年、豊橋会場)
「瀬戸内国際芸術祭2016」('16年、香川県伊吹島)
「小林耕平×高橋耕平 切断してみる。─二人の耕平」('17年、豊田市美術館)
「松戸アートピクニック」('17年、21世紀の森と広場)
「あくび・指南」('18年、山本現代)