特別講演 5/16
東京芸術大学
美術学部工芸科大学院彫金 在学生
常信 明子
現役の芸大生による特別講演を行いました。
常信さんは大学にて彫金専攻の中で七宝を研究する学生アーティストです。彼女は、大学生でありながら大手百貨店やギャラリーで作品展を開催し、研究発表を行っている若手アーティストの1人です。
今回は、七宝作品とファイルを持参して頂いて作品を制作する上で大切にしている発想、制作過程や作品を仕上げていく情熱についてお話して頂きました。
工芸の世界では、作品をデザインすることはもちろんのこと、日本伝統技法を用いた制作までを行います。これは、この世で1つしかないものを作り出すことを意味しています。
この世で1つしかないものを生み出す為には、日頃からのデッサン力や観察力。そして、それを具現化する技術力が必要になります。
日本伝統の表現技法の素晴らしさや緻密さに皆さん感動していました。高等課程の学生には今勉強していることの大切さ、そして専門課程の学生には、自分の目指すものを高く持つ大切さと日本伝統技法を学べた良い機会でした。