資格検定講義
本講義は、文部科学省後援の検定試験の一つである色彩検定で必要な学習内容を念頭においた講義です。色彩検定は、近年ではインテリア、ファッション、グラフィック等のいわゆるデザイナーと呼ばれる人達から、販売、企画、事務といった一般的な職種の人達まで、社会人にも幅広く受け入れられています。これはあらゆるモノに色があり、それらに関わるすべての人が対象となりうるからでしょう。
第1回目の講義では色の分類、色の三属性など色の概念について授業を行いました。
今回の講義では、色の心理的効果、視覚的効果、知覚的効果を学び、その効果を実習によって体感する内容でした。
眼と脳の関係性を理解することは、色彩を学習する上で大切なポイントになります。錯覚や錯視が何故起きるのかを理解すれば、色や形が人に感じさせる効果を意図的に扱うことができるようになります。色彩理論を理解することが豊かな絵画表現とデザイン表現につながっていきます。