「武蔵野学芸専門学校2021 卒業制作展」開催
武蔵野学芸専門学校では、専門課程2年間、高等課程3年間の集大成とも言える卒業制作展を佐藤美術館(新宿区)において3月2日から開催します。本校では日頃より、作品制作に必要な「観察するチカラ」と「自ら考えるチカラ」を大切するように教育しています。この教育プログラムは美術大学への進学を目的とするだけではなく、将来デザイナー、アーティストとして活躍するために必要な基礎能力として身に付けられるように学生、生徒を育成しています。これから美術、デザインに携わることを夢見る学生、生徒たちの第一歩を展覧会会場でぜひ感じてください。
卒業制作展は、油絵、日本画、デザイン、工芸など幅広い分野の作品を専門課程と高等課程の卒業生が合同で展示しています。油絵、日本画を制作している学生や生徒はF100号(1620×1303mm)のキャンバスやパネルを自ら手作りし、布や麻紙を張り込んで絵具で描くなど、アーティストたちと同じ工程を踏んで制作しています。また、高校生たちがひたむきに表現に立ち向かって描く作品は、どんなアーティストよりも力強いメッセージを感じとることができます。この洗練されていない荒削りながらも訴えかけてくる作品の強さは、本校を卒業してからも引き続き大切にして欲しいと考えています。
また、本校の専門課程、高等課程のクラスの半分近くが多摩美術大学、武蔵野美術大学に進学しています。これらの美術大学への進学結果は、単に進学教育が充実しているだけではなく、カリキュラムに取り入れている「芸術思考・デザイン思考」をもとにした美術教育があるからこそ生み出された結果だと言えると考えています。
会期中は同時開催として、本校OBを中心とした展示「ART Ambitious Exhibition」も開催しています。この展示は本校が卒業生支援の一環として、アーティストを目指すOBたちがより多くの展示機会を得ることができるように武蔵野学芸専門学校主催で開催している展覧会です。会場にお立ちよりの際には合わせてご高覧いただきたいと思います。
武蔵野学芸専門学校2021卒業制作展
〈会期〉3月2日(Tue)〜 3月14日(日)
〈開館時間〉10:00〜17:00
〈休館日〉月曜日
〈入場料〉無料
・佐藤美術館
http://sato-museum.la.coocan.jp
(関連記事)
・武蔵野学芸専門学校高等課程で、山口晃氏をはじめとするアーティスト・デザイナーと連携したアート教育を展開 -- 2021年度からはSDGsを取り入れた授業も実施予定
https://www.u-presscenter.jp/article/post-45204.html
・武蔵野学芸専門学校高等課程のアーティスト育成プログラム「立島恵と若手作家の対談」を全校生徒で視聴する授業を開催
https://www.u-presscenter.jp/article/post-44777.html